「6月の誕生石はどれが正しいの?」や「6月の誕生石はアレキサンドライトなの?」といった疑問を持ったことがある人は多いと思います。
また「真珠は6月の誕生石なの?」や「ムーンストーンも6月の誕生石なの?」といった疑問があるように、6月の誕生石を巡っては「どの情報が正しいの?」と、混乱している人もいるようです。
そこでこの記事では「6月の誕生石」について、いったいどの情報が正しいのかや、それぞれの特徴や意味、効果などを宝石のプロが初心者にもわかりやすく解説します。
6月の誕生石
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日本における、6月の誕生石は以下の3つです。
- 真珠(パール)
- ムーンストーン
- アレキサンドライト
真珠とムーンストーンは6月の誕生石として歴史があり、これらはアメリカやイギリスでも同様に6月の誕生石として採用されています。
アレキサンドライトは、2021年12月に誕生石改訂により新たに追加されました。アレキサンドライトは誕生石としての歴史が浅いため、まだまだ定着していないのが実情です。
真珠とムーンストーンは、日本以外にも誕生石として採用している国はありますが、6月の誕生石としてアレキサンドライトを採用しているのは日本だけです。(アメリカでは7月の誕生石)
とりわけ、アレキサンドライトは「昼はエメラルド、夜はルビー」と称されるほど、色が変化して見えることが特徴で「宝石の王様」として世界中で人気を集めています。
このように、6月の誕生石には、真珠とムーンストーン以外にも、アレキサンドライトがあることを知っておきましょう。
参考:誕生石、日本ジュエリー協会
真珠(パール)の特徴
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6月の誕生石である真珠(パール)には、主に以下のような特徴があります。
- 国産は価値が高い
- 傷が少なく、サイズが大きいほど価値が高い
- 硬度が低い(モース硬度2.5)
- 白、金、銀、黒、黄などカラーバリエーションが豊富
真珠は色の品質、形の品質、テリの品質、そして大きさなど、品質を決定する要素が多いことも特徴と言えるでしょう。
このような特徴から、ジュエリーとして使用される真珠の幅は広く、選択肢が豊富です。プレゼントとして贈る際に選びやすいことも特徴と言えます。
真珠(パール)の宝石言葉
真珠(パール)の宝石言葉は主に以下の通りです。
真珠は、色や形によって宝石言葉が変わるとする考えもあるため、合わせて知っておくとよいでしょう。
- ホワイトオパール:謙虚さ、誠実さ
- ブラックオパール:静かな力強さ
- ピンクオパール:強い愛情
- バロックパール:芸術性
真珠(パール)の意味と効果
真珠は「女性らしさの象徴」や「母性愛」という意味が込められることが多く、夫婦円満や恋愛成就といった効果があると信じられています。
また、真珠には「女性らしい優しさ」があるということから、心身を癒すヒーリング効果が高いとされています。
ムーンストーンの特徴
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6月の誕生石であるムーンストーンには、主に以下ような特徴があります。
- アデュラレッセンス(シラー効果)がある
- レインボーやブルー、ピンクなどがある
- モース硬度は6から6.5
- ムーンストーンは通称で、正しくは「ペリステライト」
ムーンストーンはアデュラレッセンスによる光彩が美しく、大衆受けしやすいことも特徴です。
また、産出量と流通量が多く、宝石としても加工しやすいことから、高品質なものであっても、比較的安価で入手できることも特徴と言えます。
ムーンストーンの宝石言葉
ムーンストーンの宝石言葉は以下の通りです。
ムーンストーンの意味と効果
ムーンストーンは「月の力が宿る石」という意味が込められていることから、健康や幸運といったことに効果があるとされています。
また、月の神秘的な力によって恋愛成就や、恋人や夫婦間の関係が安定する効果、さらには心身のヒーリング効果があると言われています。
「月の力」という点において、スピリチュアル効果が高いことが特徴と言えるでしょう。
アレキサンドライトの特徴
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6月の誕生石であるアレキサンドライトには、主に以下のような特徴があります。
- 光の加減で色が変化して見える(変色効果)
- キャッツアイが見られるものもある
- 変色の幅が広く、サイズが大きいものほど価値が高い
- 変色の幅は宝石のなかで一番広い
- 硬度が高い(モース硬度8.5)
- 希少
アレキサンドライトは希少性が高く、高価なものが多いため、あまり馴染みがない宝石かもしれませんが、小さなサイズや、変色性が少ないものであれば、十分に入手可能です。
アレキサンドライトの変色効果が再現されやすいように、動きがあるペンダントなどを選ぶとよいかもしれません。
アレキサンドライトの宝石言葉
アレキサンドライトの宝石言葉は以下の通りです。
アレキサンドライトの意味と効果
アレキサンドライトは、エメラルドのような緑、そしてルビーのような赤に変化して見えることから、不思議な力を持った石という意味が込められるようになりました。
ロシア皇帝ニコライ1世の子どもである皇太子アレクサンドル2世の誕生日に献上されたことから「高貴」や「誕生」といった意味と結び付けられ、皇帝にふさわしい強い意志が身に付く効果があると言われています。
日本では、結婚45周年記念(金緑婚式)の贈り物として、アレキサンドライトを贈ることもあり、気品が高い宝石としても知られています。
まとめ
6月の誕生石は、真珠(パール)、ムーンストーン、そしてアレキサンドライトの3つです。真珠やムーンストーンは定番の宝石とされている一方、アレキサンドライトは採掘量が少なく、希少性が高い宝石のひとつです。
6月の誕生石として大切な相手に贈る場合は、真珠、ムーンストーン、アレキサンドライトの宝石言葉や効果などを考慮して贈ると喜ばれることでしょう。
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