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金とプラチナはどっちが価値が高い? 

「金(ゴールド)とプラチナはどっちが高いの?」や「金とプラチナはどちらが価値があるの?」と考えたことはありませんか? 

いつの時代も「金」は最も価値があると言われてきましたが、投資目的の売買や世界情勢の影響を受け「プラチナ」の価値も上がり、金とプラチナはこれまで以上に注目されるようになっています。 

この記事では「金とプラチナ」について、価値や買取相場、それぞれの違いなどを初心者にもわかりやすく解説します。 

金とプラチナ、資産価値が高いのはどっち?

疑問

金とプラチナの資産価値はどちらが高いのか解説します。 

金の買取相場は1グラムあたりおおよそ9,000円です。2023年3月20日、金の買取相場が約1年振りに過去最高値を更新し、史上最高額となる9,183円を記録しました。 

過去最高値を記録して以降、多くの金買取業者が1グラムあたり9,000円前後で取引しています。 

1グラムあたり9,000円がどの程度のものかを理解するのに、過去の買取価格と比較すると分かりやすくなります。(一般的に金相場が大きく動いたとされる時を選定) 

  • 1980年1月:6,495円/グラム(イラン革命、オイルショック、ソ連アフガニスタン侵攻など) 
  • 1980年5月:3,645円/グラム(ソ連とアメリカの緊張緩和) 
  • 1998年1月:865円/グラム(バブル崩壊後、USドルへ資金流出) 
  • 2020年8月:7,769円/グラム(コロナ騒動による経済不安) 
  • 2023年3月:9,183円/グラム(アメリカの銀行破綻による先行き不安) 

ご覧の通り、金の買取相場は中長期的に見るとかなり流動的と言えます。一方で、2001年9月に発生したアメリカ同時多発テロ事件を境目にして、金の買取相場および資産価値は「上昇トレンド」にあるとされており、金の資産価値は高い状態です。 

プラチナの買取相場

プラチナの買取相場は1グラムあたりおおよそ4,400円です。プラチナは金と比較すると、買取価格の変動差が極端に動くことは少なく、過去20年近くにわたって概ね3,000円台から4,000円台で推移しています。 

2015年、プラチナの買取相場が金を上回る逆転現象が起こり話題になりましたが、世界的に見ても、やはりプラチナよりも金の方が資産価値が高いとする傾向があるようです。 

一方、プラチナは金と比較して産出量が少なく、希少性が高い特徴があります。このことから、金よりもプラチナの方が希少性が高い、つまり価値があると見る考えもあるようです。 

従って、金とプラチナの資産価値を巡っては「買取価格では金の方が高く、希少性ではプラチナの方が高い」と言えるでしょう。 

金とプラチナの違い

金とプラチナは、主に以下のような違いがあります。 

  • 比重 
  • 色味 
  • 価格 
  • 産出量 
  • 用途 

上記の違いについてそれぞれ詳しく解説します。 

表

比重

金とプラチナの違いに「比重」が挙げられます。比重とは1立方センチメートルあたりの重量のことで、金は19.32g/立方センチメートルであるのに対し、プラチナは21.45g/立方センチメートルです。 

簡単に言うと「プラチナは金より重たい」ということです。同じサイズのジュエリーを手にした際、プラチナの方が重たく感じるでしょう。 

プラチナは自然界に存在する元素においてトップクラスの比重であることを覚えておくと役に立つかもしれません。(最も重たいのはイリジウム22.61gまたはオスミウム22.57g) 

色味

金とプラチナの特徴的な違いが「色味」です。プラチナは「白金」と呼ばれるほど白っぽいことが特徴であるのに対し、金は濃淡や深みに幅があることが特徴とされています。 

もともとプラチナは「銀白色」ですが、割り金(混ぜる金属のこと)の銀やパラジウムを使うことでホワイトゴールド、イエローゴールド、さらにはピンクゴールドなどに仕上がります。 

金は金色の範疇を出ませんが、プラチナは様々な色に変化させられることも違いと言えるでしょう。 

価格

金とプラチナの違いには「価格」もあります。先述したように、日本国内の買取価格を見ると、金は1グラムあたり9,000円程度であるのに対し、プラチナは4,400円程度です。(2023年3月時) 

いずれも需要と供給、世界情勢などによって時々刻々と変動しますが、金の方がプラチナよりも価格が高いことが多いとされています。 

産出量

金とプラチナの違いとして「産出量」も挙げられます。金の年間産出量は約4,000トンであるのに対し、プラチナはおおよそ200トンです。 

これまで採掘された金の総重量は約160,000トンに及ぶとされている一方、プラチナは約5,000トンですから、産出量で比較するとプラチナの方が希少性が高いことが分かります。 

金は世界中で産出されますが、プラチナは南アフリカやロシアの一部でしか産出されないことが影響しています。 

用途

金とプラチナの違いには「用途」もあります。金は加工のしやすさや輝きに優れていることから「宝飾用」として利用されるのに対し、プラチナは産出量の7割が自動車部品や工業製品といった「工業用」に用いられています。 

このような用途の違いから、金は市場規模が大きいため安定性が高いとされている一方、プラチナは世界情勢や経済不安の影響を受けやすいと言われています。 

プラチナの価値がなくなるって本当?

金やプラチナの価値についてよくある話として「プラチナの価値がなくなる」という話を聞いたことがある人は多いかもしれません。 

プラチナの価値がなくなるということは考えられません。ただし、その時の資産価値が下がる(または上がる)ことは続いていくでしょう。 

先述したように、プラチナの多くは工業用に用いられており、経済不安が生じると工業用製品の生産が減少し、結果としてプラチナの需要も下がる可能性があります。 

プラチナの需要が下がるということは資産価値も下がるということです。一方、プラチナは希少金属(レアメタル)であり、価値がなくなることは考えにくいとされています。 

金やプラチナでおすすめのジュエリーは?

金やプラチナでおすすめのジュエリーは「純度が高いもの」を目安にしてください。具体的には、金の場合「24K」や「18K」プラチナの場合は「PT950」や「PT900」のものがおすすめです。 

金の場合、24Kは99%が金であることを指しています。18Kの場合は、75%以上が金、金以外の混合物が25%という意味です。 

プラチナの場合、PT950はプラチナが95%以上、PT900はプラチナが90%を意味しています。当然ながら、金もプラチナも純度が高ければ価値も高くなります。 

18K

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PT900

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PT950

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まとめ

金とプラチナの価値の違いが理解できたと思います。いずれも買取相場は流動的であり、資産価値は日々変わることを覚えておきましょう。 

金やプラチナなどのジュエリーを選ぶ際は、資産価値の目安として純度を参考にしてみるのもおもしろいかもしれません。 


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